君を想うとⅡ~Secret love~
そんな私を見て
「あのね~、龍に何を吹き込まれたのかはわかんないけど…。高宮にそんな顔されたらさすがの俺も傷つくよ?」
桐谷慎はため息をつく。
「…あ…っ……。
ごめん…なさい…。」
私のとった行動が彼を傷つけたのかと思うと、申し訳なさで心がいっぱいになった。
「おいで?ちゃんと話そう、納得いくまで。」
そう言って、私の頭をポンポンと叩くと。
桐谷慎はフッと笑って、リビングに向かって歩き出した。