君を想うとⅡ~Secret love~

少したってから。



『了解。ちっと複雑だけど…、まあ伊織がいないならいいや。
じゃあ、また明日な。』





藤堂先輩からこんなメールが入ってきた。







は~、やっぱりあたしバカかも。








このメールを見て思い知る。

藤堂先輩がどれだけ伊織を愛しているか。







伊織にとっては過去の恋でも…、先輩にとってはそうじゃない。







フラれるのをわかってて。

告白しようとしてるあたしは、やっぱりバカなのかもしれない。







だけど…

こうも思うの。







言わなきゃ何も始まらない





……って………。





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