茜色



「んっ…………、」



どこからか、声がする。





その声の主は…………


『………なんで蓮ちゃんがいるの???』





そう言うと、寝呆けた可愛い顔でにっこり笑い、キスをされた。






おぃ!! 理由を述べろよ!




あたしから離れて、蓮が言い放った言葉は、


「俺ら昨日LOVEなNIGHTを過ごしたんだよ。覚えてねぇの??」








あぁだから肌寒かったんだ―――






……………


『はぁ?マジ???それいつ???』



< 217 / 329 >

この作品をシェア

pagetop