可能性の種
そんなパラダイスに戻った私。
もう楽しくて仕方なかった。
本当に「夜型人間」になってしまいました。
陽が昇り、眠りにつく。
お昼くらいに起きて、母親の作ったお弁当を食べて、テレビを見る。
夜ご飯食べて、またテレビ見て、テレビが終わったらラジオ聞いて。
それが習慣になっていたんですよ。

でもたまには学校に行く事もありました。
でもね…保健室へ直行。
教室には入りたくないんですよ。
教室恐怖症って感じかな?
っていうか、学校に近寄るのが嫌でした。

もう学校って空間が自分の世界には無かったから。
登校拒否になった時点で…私には必要の無い世界になったから。

でもね、グレるほどでは無かったんですよ(笑)。
なんかそこまで馬鹿に成り切れなかったっていうか、家が居心地が良かったかな?
逆にグレたら…叔母の思う壷じゃないですか!
それだけは嫌だったな。
あの叔母が思い描く人生だけは歩むまい。
それだけは、強く強く思っていたかな?
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