可能性の種
学校には行かなかった私ですが…塾には通っていました。
その時に、同級生のお母様を見かけた事があります。
小学生の時以来だったと思います。
その時に感じた事…若返ったなというイメージでした。

同級生は末っ子で、結構年の離れた兄弟がいたように覚えています。
実際の年齢よりも…上に見えました。
ただ通信制高校に通った頃の同級生のお母様は、本当に本当に楽しそうだった。
イメージが大きく変わりました。

この出来事は、私には衝撃でしたね。
私はこのままでイイのだろうか?
学校という私にとっては嫌いなモノが、身近な人にとっては人生観を変えるんだと。

中学は義務教育で、高校からは自分の意志での進学。
ただそれでも家庭の事情で高校に通えない・辞めざる得ない人はたくさん居る。
同級生のお母様がどういう事情で高校に行かなかったのか知りませんが、やり直しが効くんだと実感しました。

子育てに「一段落」した同級生のお母様は、『青春』そのものでした。
近所で噂されるほど…楽しんでいらっしゃいました。
本来言いたくない事も言えるくらい、『青春』を謳歌されていた高校生活だったんだと感じ取る事が出来ました。
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