Voice〜彼の声〜



一人で話続ける橘に俺は口を挟む隙もなく、適当に聞き流していた。


橘と別れ香坂とやっと二人きりになる。


久しぶりに普通に話せてんじゃん。


俺の勘違い?



「でも良かった…俺さ、香坂に避けられてる様な気がしてたからさ、久しぶりにこうやって話せて、実は嬉しいんだよね」


香坂の方を見ずに言う。


香坂は「避けてるみたいな態度でごめんね…」と謝ってきた。



なんだ、やっぱり避けられてんじゃん。


「冗談だよ」


少し悲しくなりながらも俺は笑った。



< 163 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop