Voice〜彼の声〜



「何してんだ?」


突然の声に二人してビクッとして、声がした方に向く。



「山下か〜…驚かせないでよ」


愛美が山下を軽くしばく。



「お前らこそ、朝っぱらから廊下で抱き合ってんな」


呆れた表情をし、私の方を見ると、「どうだった?」と聞いてきた。



「自分の気持ちは伝えれたよ…」


そう言うと山下は私の頭を優しく撫でて微笑んだ。



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