Voice〜彼の声〜



それから期末試験も無事に終わり、高校最後の夏休みを迎えた。



水着を持っていないって言ったら、早速愛美にデパートに連れていかれた。



「美嘉と海って初めてだよね」


「本当だね」


「榊、美嘉の水着姿見たら惚れ直すよ」


面白がって笑う愛美。


愛美の方がスタイルいいから、私なんてたいしたことないのに。



水着を買って、デパート内にあるフードコートでアイスを食べる。


「泊まりで行くって大丈夫かな…」


「大丈夫だよ。親にはちゃんと勉強するって言ってあるんだから」



余裕な愛美に対し、私は緊張していた。



男の子も一緒に外泊なんて初めてだから。



夜は勉強会をするつもりだから、大丈夫だよね。



「心配しない!楽しもう」


ねっ?と笑いアイスを舐める。


私もアイスを舐めた。



< 205 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop