Voice〜彼の声〜



「送ってくれてありがとう」


「うん」


家の前で話し始める。



「創ちゃん…」


「なに?」


「山下にちゃんと言うね」


「…うん」



「創ちゃん…」


「ん?」


「ぎゅーってして」


そう言うと創ちゃんは抱きしめてくれた。



なんだろ…。


ずっと創ちゃんとこうしていたい。



離れたくない。



創ちゃんの温もりを感じていたい。



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