Secret Cats

「これが俺らの世界。昨日が平和でも今日こんなんになったりって明日が平和とは限んない世界。今あんたが目の当たりにしてるのがその証拠。わかってる?」


「……」


「それが受け止めらんねーならさっさとこっから出てった方がお前のためだ。今ならぎりで間に合うしな」




言い方は怠そうだけど内容はきつめな忠告


翼が言ってた通りのことが早くも訪れた



言ったそばから現実になってることには驚いた



けど




「………だよ…」


「ん?何だって?」


「だーかーら!!」


「うわっと」




あたしはガバッと顔を上げ勢いよくリュウの胸ぐらを掴んだ




「何なんだよみんなして!!翼もリュウもそろいにそろって同じこと言うし、湊と彩牙と瀬菜は目の前でひそひそ何か話し出すし!!」


「り……ん…?」




ここに来てたった何分間の出来事を勢いよくただただ言い並べていくだけのあたし

目の前にいるリュウはじーっとあたしのことを見つめながら話を聞いている


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