空の大きさ
健吾はまだ何か言いたそうな顔をしていたけど、渋々自分の席に戻っていった。
そんな健吾を見届けてから俺はやっと自分の席に座った。
隣では既に堀内が座っていて、不思議そうに俺を見ている。
でも俺はそんな堀内の視線に気付かない振りをして机に突っ伏した。
そんな事をしていたらいつの間にか寝てしまったらしく、気付けば昼休みだった。
「先生が今度寝たら放課後残らせるぞって言ってたよ」
頭を上げれば堀内の声が聞こえた。
まだ何が起こっているのかよく分からなかったけどとりあえず頷いた。
すると、クスクスと笑う声が隣から聞こえて来た。
不思議に思って堀内を見ると、
「だって桐島まだすごく眠そうなんだもん」
そう笑っていた。
その笑顔に救われたのは俺の気のせいじゃないと思う。