空の大きさ


今度は俺の周りでなく上を探してみたら見つけた陰。



太陽の逆光で顔は見えないけどなんとなく雰囲気で笑っているんだろうって分かる。




「堀内?」


「ピンポーン」



嬉しそうにそう返ってくる。


どこにいるのかと思って起き上がって見てみれば


屋上の扉のあるその更に上にいた。



「はしごこっちにあるんだよ」



いたずらっ子の様な顔で俺を見てそう教えてくれる。



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