龍王



「へぇー…昴やるね」

ニヤニヤしながら昴を見る。

「ニヤニヤしながらこっち見んな。」

「まぁまぁ。付き合ったんだしよかったじゃん」

亮さんがまとめる。

「舞おめでとっ」

「ありがとー!」

みんなとお昼ご飯を食べてまた泳いだ。


「美華つかれねぇの?」

呆れた顔をする昴。

「全然!楽しいもん!」

ずっとはしゃぎっぱなしのあたし。

もう夕方だ。

人もだんだんといなくなっていく。

「そろそろ帰るぞ。」

「えーもう帰るの?」

「また来ればいいだろ」

頭を撫でる龍翔。

渋々頷いて舞と着替えに行った。

単車に乗り家へ送ってもらう。

「今日はありがと!」

「あぁ。じゃあな」

「うん。バイバイ」

龍翔を見送り家の中へ入る。

あたしは疲れてお風呂に入りそのまま寝た。


< 146 / 156 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop