龍王



「そういえば、あたし龍王はいる!」

「「はぁー!?」

パパもびっくりした顔してた。

「なんでそうなったんだ?」

「学校でなんかあってもメンバーなら助けれるってさ」

「女が入るって…」
しんちゃんの奥さんの菜摘ちゃんが言う。

「今まで入ったことないけど、入っちゃダメってルールはないじゃん」

「ふっ。いいんじゃね?」

「響さん!いいんすか?」

「和也がこないだ言ったじゃねーか。
龍王と関わる運命だって」

「総会のときびっくりするだろうな、あいつら」

かず兄がニヤニヤしながら言う。

「ま、でも気を付けろよ」

わっちゃんが頭をわしゃわしゃやってきた。

「うん。」

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