─君は輝く空の上─
『花音!』



あれ?


酸素マスクしてない─。



「酸素マスクしなくていいの?」



『あぁ、あれは今日とっていいって言われた』



そうなんだ。


なんかすごい安心した。




『それより、花音、その傷どうした?何があった?』



私の顔を触る朱蓮。



うわ!ばんそうこ外し忘れてる!!


いつもばれたくないから外して入るのに。



みると膝は傷だらけ。


手も、顔も。



『花音、いじめられてんのか?』




なんでそんな簡単にわかるの?




私はその場から走ってまた屋上に逃げた。



私って何回逃げてんのかな?



逃げてばっかいる。



もうこんな自分いやだ。




─花音side─


  END





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