─君は輝く空の上─

桜の花びら

病室まで走り、やっと着いた。


ドアをガラッと開けた。



「朱蓮!!」



そこには酸素マスクをして苦しそうにしてる朱蓮がいた。



「花音ちゃん、朱蓮は今花音ちゃんにすごく、そばにいてほしいと思ってると思うの」



朱蓮のお姉さんは涙をこらえて言った。



「はい…」



そっと朱蓮のそばに行って、手を握った。


なんとなくわかる気がする、ここに呼ばれた意味が…。



『か…のん』



うっすらと目を開いて、ゆったりと顔を傾けてそう言った。



「朱蓮…」



私はただ名前を呼ぶ事しかできないの?

ただ、手を握ってあげる事しかできないの?




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