─君は輝く空の上─
学校が終わり、その足で朱蓮の家に向かった。



一応お母さんにはメールを入れておいた。



確かここの203号室だったよね。



《ピーンポーン…》



ドアが開いた。



『花音!』



「風邪引いたんだって?大丈夫?これ届けにきたよ。」


私は先生から預かった封筒を渡した。



『ありがとな』



朱蓮顔赤い。きっと熱下がってない。



「入っていい?朱蓮寝てないとダメだよ」



『うん』



私は朱蓮の部屋に入り、朱蓮をベッドに寝かせた。



「体温計で体温測って?」


体温計を渡した。



きっと熱高いと思う。


それから何分か経った。



《ピピ・ピピ》



「貸して」



朱蓮から体温計をもらい、体温をみた。



「嘘!39度もあるじゃん!」



『ゴホ・ゴホ・ゴホ』



朱蓮は顔がめっちゃ赤い。



目があまり開いてない。

私は朱蓮のおでこをさわった。



「熱!」



私は持っていたミニタオルをぬらして朱蓮のおでこにのせた。



『ご、めんな?』



「いいよ!キッチン借りていい?朱蓮何も食べてないでしょ?」



朱蓮はゆっくり首をたてに振った。



やっぱり…



私はキッチンに行って、お粥を作った。





私料理だけは得意なの!




よくお兄ちゃんに教えてもらったから!



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