サンタからの素敵な贈り物
ギイィィィ…


油の切れた金属の軋む音が大きく響き、巨大な歯車がゆっくりと動き出した。


天井に映し出されたプラネタリウムが、通常とは逆の方向に動き出す。



そして地上では…




街行く人々が、後ろ向きに歩き…
時計の針は、左回りに回った。



「ヨッコラショ!
ヨッコラショ!」



時計の針は、いつの間にか午後7時30分を指していた。


「これでよし!」

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