彼女を失った日から狂った歯車

りんと出会ったのは偶然の仕業としか思えない。



高校１年になったばっかりの俺は両親の離婚でおじさんのうちに引き取られ、慣れない町に慣れない駅に戸惑っていた。


その日は俺の入学式だった…


俺は初めて高校におじさんちの最寄り駅から行くので大分迷ってた。


駅のホームで迷っていたら駅員さんが丁寧に着いてからの道案内まで教えてくれたがイマイチわからなかった。



そんな時だった…


一人の女性が俺と駅員さんのとこに寄ってきた。


そして彼女は…
「あなた…立川口高校の子？」


俺は、ちょこっとうなずいたら彼女はこう続けた。

「私、立川口の近くに勤務してるし、私あの高校の卒業生なの。あなたも私みたいに通学苦労することになるみたいね。よかったら学校まで一緒に行かない？」


知らない人には人見知りする俺がなぜかその人は安心出来た。


なんでついていくことにした。