宵闇
二人で過ごした日を今でも夢に見る。

一緒にごはんを食べたこと。

キスをして愛し合ったこと。

アタシ達は、ほとんどベッドで過ごした。

お互いを埋めあうように愛し合った。

カラダのすみからすみまで・・・全てが愛おしかった。

指先も・・・。

ここ最近、ベッドでの夢をよく見る。

それだけ印象が強いのだろう・・・。

そして涙を流して起きる。

二度と戻れない日々。

でも、アタシの夢の中では生き続けていて。

それがたとえ苦しくても、

アタシはまたあの日ベッドで過ごした夢を見続ける。
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