俺とアイツの関係

「ど…どうしたの…って、えっ…奈々？どこ行くの！？」




走る



走る



まさかあの人がここまで来るとは…



わたしは校門に向かってひたすら走った



校門では女子の大群があの人を囲んでる



そして走ってきたわたしに気付いたのか



「奈々っっ♪」



と言ってわたしに向かって走ってくる



そして…



ｷﾞｭｯ



かなーりキツく抱きしめられた



「「ｲﾔーーーー」」



周りでは悲鳴が起こっている



そりゃ…
わたしみたいな地味子がイケメンらしき人に抱きしめられたらねぇ…



悲鳴が起こるのもおかしくないよ



わたしは抱きしめられている腕から抜け出して





手を引っ張って竹田さんが待つ車へと連れて行った




「どういうｺﾄ？」