気になる背中


大塚陸君という人は、私とはなにもかも正反対の男の子。



入学してまだ1ヶ月も経っていないのに、彼はもうクラスの中心。


正反対という言葉通り、私は未だにこのクラスに馴染めずにいる。

それどころか、友達の1人もいない……。



地味で根暗で不器用で馬鹿で……自分のダメなところを言い出せばきりがない。


だから、私みたいな子が彼と目が合うのが不思議でたまらない。


最初は、気のせいか自意識過剰なだけだと思っていた。


だけど、多分気のせいじゃない。



…だって、こんなこと考えているうちに、また彼と目が合ってしまったのだから。



< 2 / 214 >

この作品をシェア

pagetop