ガチ恋愛!!
『じゃあ、なんで可愛くなろうしねぇの?』
頭の中で大野君の言った言葉が浮かんだ。
確かにそのとおりだ。
あたしは努力をしてなかったかもしれない。
自分を甘やかしてたかもしれない。
なんか…悔しい。
そんなことに気づけなかったこともだけど…
なにより遠まわしに“ブス”って言われたことが一番悔しい!
しかもなんであたしが鍵閉めなきゃいけないのよ!
くっそ~~……
見返してやる!
絶対可愛くなって大夢くんと両想いになってやる!
やってやろーじゃん!!
見てろよ大野のヤロー!
あたしは鍵をかけて職員室に届けると、走って校門に行った。
校門にはもう岡田が待っていた。