叶わなくても
二人のバイトの時でも、叶斗ついて来る。

「羽衣、今日うち来る?」

「うん!!行く!!」

ルンルンで帰ったあたし。

でも、校門には叶斗が・・・

「よう!!」

「あっ今日は俺ん家で遊ぶけど、来る?」

聖也は、叶とも誘った。



結局、3人で遊ぶことになったあたし達。

「くつろいでて!!」

「うん」

「ああ」

聖也が出て行って、あたし達は黙る。

「聖也のこと、好きか?」

「うん・・・付き合ってるし・・・」

「そうか」

「うん」

「ならいい」

「おまたせ」

見計らったような、聖也のタイミング。

聞こえてたかもしれない。

・・・・・・

恥ずかしい・・・



気付くと、時刻は6時半。

「じゃあ、あたし帰る」

「あっ 俺も一緒に帰るわ」


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