学校破壊



「あの子・・・。」


考え込むようにして零はその子を見る。



「知ってるの?」


そう聞くと、「さぁ?」と少し間があいて返事が返ってきた。



「ねぇ、話しかけてみよ・・・」


私がそう言おうと思った時にはもう、藍香がその子の所へ行って話しかけていた。


< 272 / 333 >

この作品をシェア

pagetop