学校破壊



「うん!!じゃあね☆」


ピッ


電話を終えた藍香は携帯をポケットにしまった。



「嵐、何だって?」


福島は左腕を藍香の肩にのせ、言った。


「ん?急に、藍香の声が聞きたくなった。だってー!!嵐ったら可愛い。」



藍香の頬は少し赤くなっていた。


「・・・嵐って人、カッコイイね。」


光は少し微笑みながら藍香に言った。



「そうでしょー!!自慢の彼氏だよ☆」



藍香は、笑顔でそう光に言った。


しかし一瞬、光は少し嫌そうな顔をした。


「さっ、はやく移動しよっ!!」


藍香は、ふでばこと教科書を両手で抱くように持ち、スキップしながら教室を出た。


「まっ・・・待ってよ藍香~。」


その後を追うように石川と福島と長野が走っていった。



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