学校破壊




ギシギシなっていた音はピタッと止まった。


「・・・・っ・・・。」


すると、どこからともなく声が聞こえる。



藍香は怖くなり耳をふさぐが、その声は頭の中へと入ってくる。



「・・・・っ。」



何を言っているのか藍香にはまったくわからない。



ただ、ぼそぼそ小さな声で誰かがつぶやく。


「・・・・・・・っ。」



藍香は必死に耳をふさいでいた。


< 99 / 333 >

この作品をシェア

pagetop