BLUE-PLANET
≪ 2 ≫
隆也君は最初、私の言う事を冗談だと思ったらしい。

と言うのも、こっちの世界の彗は、趣味で小説を書いているらしく、その為に発想が豊かで、時々そういった冗談を言って、小説のネタに使えるかどうかを試していたんだとか。



そんな訳で、隆也君は私が『違う世界の彗だ』って言っても、なかなか信じてくれなかった。



けど、『どうもいつもの彗らしくない』って思ったらしく、取りあえずは会ってもう1度話を聞いてくれる事になり、私は30分後に隆也君のところに行く事になった。



家がすぐお隣なのに30分の時間を私が必要としたのは、この世界の彗の事を少しでも知っておきたかったから。

その為、こっちの彗には申し訳ないと思ったけど、『非常事態』と言う事で、日記やその他の物を拝見させてもらい、それからお隣へ。


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