BLUE-PLANET
「彗、ボーっとしてると、本当に、先に行くぞ」

隆也君はそれだけ言うと、再びスタスタと歩いて行く、



あっ。

「隆也君、待ってよっ!」



私はそう叫ぶと、隆也君の後ろ姿に向かって駆けて行った。



今は2月。

この時期は、まだまだ風が冷たくて、夜空を見る人が少ないけど……。



今夜、隆也君と一緒に、水瓶座を探そう。

そして、それを見ながら、まだ話してなかった『もう1つの地球』……パラレルワールドの事、教えてあげる。


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