【完】私の王子様・・・!?
「麗花ちゃんこそ!すごいね!!」
「教育の1つですのよ。
必ずやらされるのですわ。」
はぁ、とため息を
つきながらそういう。
「・・・大変だね」
「本当ですわ。
羨ましいといいますけれど、
私から申したら
そちらの方がよっぽど
羨ましいですもの。
好きな時間に遊んで、
友達も選ぶ必要がない。
私達には“自由”がないんです。」
まっすぐな瞳で
そういう麗花ちゃんの目は
すごく悲しかった。