ご主人様とわたしの関係♥
危険なパーティー
――翌日


ジジさんが「玲央様がお呼びです、私が用意したこのドレスにお着替えをなさってから玲央様の書斎へお向かい下さい」といつもの人の良さそうな笑顔で言伝を伝えてきた


「わぁ…綺麗……」


少し手間取りながらもドレスに着替えたもののこの綺麗なドレスにいつもの髪型ってどうなのかなー…


自分で慣れないヘアアレをすべきか、このまま行くべきか頭で自問自答、自問自答の繰り返し


「あらぁ~!迷える子羊ちゃんじゃないの~ん!!♥」


「あゆ、どうしたの…?」



いかにも百均で売ってそうな白い髭を顎につけて、どこぞのオカマさん風に喋りかけてくるあゆ


「頭でも打った?」


「そんな怪訝そうな顔しないでよー!!」


「じゃぁ、どうしたの?」


「ヘアアレでどうすんのか迷ってんでしょ~ん?この私がヘアアレをしてあ、げ、る♥」


「え、でも…」


「こう見えても、将来の夢もつい最近まで美容師だったんだから!!なめられては困りますな~」


そ…そうなんだ…


「じゃぁ、行くよ~!あゆあゆの~3分ヘアアレ~♬」


なんか、キュー●ーの3分クッキングみたいな前フリで、くしとドライヤー片手に私の髪を結い始めた


「友里の髪サラサラだ~!すっごい結いやすい!」


「ありがとー!」


「てかさ、なんでさ美容師の夢はさ“だった”で過去形なの?」


「あぁ、それはね~…」


過去形だった話を聞いていたらあっという間にあゆあゆの3分ヘアアレは終了した


「わぁ…どこぞのお嬢様みたい!」


片方にすべての髪が流されてあって、その髪がねじれてる?みたいになってて、本物のお嬢様みたい…


「ほらほら!見惚れてないでさっさと行きなさ~い♥マスターが首を長くして待ってるよ♬」

あ、すっかり忘れてた…


「ありがとう!!行ってくるね!」


「いってらっさ~い!!」


ドレスを汚さない様にドレスを持ち上げてマスターの書斎に小走りで向かった
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