ひとりぼっち
『ようお前ら。頑張ったみたいだが残念だな。罰ゲームだ』


残念だと言うわりに口元が楽しそうに緩んでいる蓮。


「罰…だと?俺らはお前の言う通り殺しただろ!?」

『確かに、爪と腕と足は合ってた。だが俺は髪の毛も言ったハズだが?』

「…っ」

そう言われれば髪の毛も言われてたかもしれないと顔を青くさせる蓮と星奈。

二人はあんなに頑張ってやったことが無駄だったかのように思われ、ヘナリと座りこむと蓮の罰の内容が易しいものであることを祈った。





蓮がゆっくり口を開く。



『その死体。明日までに食え。罰は以上だ。お前らお腹空いてるだろ?ちょうどいいじゃないか。骨以外は全部食え。むろん、髪の毛も臓器も全て、な?』



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