ひとりぼっち
学校が終わり５人は街をぶらぶらと歩いていた。
談笑も弾んでいる。



ふと狭い路上に差し掛かった時、黒いスーツを着た少女が目の前に現れた。


雷斗が可愛い～と声をあげ近づく。


｢君可愛いねー？名前は？てかなんでスーツなんか着てるのぉ？スカートじゃなくてズボンだし｣


少女はにこりと微笑むと手を一回叩いた。


｢おまいら、出てこい｣



可愛いらしい見た目と声とは釣り合わない男らしい口調にみんな一瞬きょとんとしていたが少女の後ろから出てくる男達に息を呑んだ。


男達が逃げ惑う４人を素早く捕まえ気絶させる。少女、由美は雷斗に踵落としし気絶させると満足気に笑い呟いた。


｢こーいうことするからズボンのが楽なんだよ、チャラ男風情が｣


５人を乗せた車はどんどん人気のない道を進んでいく。


そしてとある廃墟に到着した。




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表紙・目次

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