アネモネの花束を君に

〜2〜†桜Side†


―――バン

ハアハア

凄く息をあげたれーくんが帰って来た。


「さくちゃんお待たせ!!」

れーくんって一応…病人だよね……

「大丈夫?凄い息荒いけど……」




「あ…あのね、さくちゃん遅くなっちゃったけどお誕生日おめでとう!」

れーくんは満面の笑みで、私にプレゼントを渡した。
「わあ〜ありがとう。」

心を込められたプレゼントは家族達にしか、貰ったことが無かったため凄く嬉しかった。
< 48 / 99 >

この作品をシェア

pagetop