隠せない気持ち【新☆パラレル・ワールド企画作品】
そして集まった人は焼きたての食い物ほうばりながらあれこれ雑談している。
「いや〜コイツ据え付けるの大変だったよ」
秘宝館の常連の左官が苦労話を語って聞かせる。
「きっちり水平に据えなきゃ精度に関わるからって…怜ちゃん、すごい剣幕で」
28サンチ榴弾砲は、その巨体から想像出来るが振動が凄まじい。
連続砲撃を可能にするには土台をしっかり固定する必要がある。
その為コンクリートで固める訳であるが…
「この程度のサイズなら2〜3ヵ所ポイント決めて、それに合わせるだけなんだけど…怜ちゃんの剣幕に押されて20ヵ所決めたんだぜ…でもおかげで完全フラットの完璧な砲床だぜ」
納得出来る作業に関われた左官は、清々しいいい顔して当時を思い出す。
口やかましい施主は職人を育てるのだ。
「いや〜コイツ据え付けるの大変だったよ」
秘宝館の常連の左官が苦労話を語って聞かせる。
「きっちり水平に据えなきゃ精度に関わるからって…怜ちゃん、すごい剣幕で」
28サンチ榴弾砲は、その巨体から想像出来るが振動が凄まじい。
連続砲撃を可能にするには土台をしっかり固定する必要がある。
その為コンクリートで固める訳であるが…
「この程度のサイズなら2〜3ヵ所ポイント決めて、それに合わせるだけなんだけど…怜ちゃんの剣幕に押されて20ヵ所決めたんだぜ…でもおかげで完全フラットの完璧な砲床だぜ」
納得出来る作業に関われた左官は、清々しいいい顔して当時を思い出す。
口やかましい施主は職人を育てるのだ。