キミ色
「・・・ごめん、ちょっと待って・・・」


誓が少し気まずそうに言う。


え・・・サイアク。
言わなきゃよかった・・・。



気付けば私はまた、泣いていた。



「ごめん!そういう意味じゃなくて!!」



いいよ、別に・・・できないなら無理しなくても・・・
でもさすがにこれはショック。

勝手に涙がどんどん落ちる。

それを見て誓が小さく溜息をついた。


呆れちゃったのかな・・・


「誓ぃ・・・」

縋るように誓を見上げると少し困った顔をした。

「キスしたくないとかじゃなくて・・・
俺的にいろいろヤバイんだよ・・・」



ヤバイって・・・?


キョトンとして誓をみると



「だからぁ・・・俺の・・・理性が持たないんだって・・・
そのまんまカナを襲いそうだから・・・
だから今日は勘弁」



誓が!?
てゆうか・・・



「別にいいんだけど・・・」

「そんなん簡単に言っちゃだめだよ」

「簡単じゃないもん」

だって三ヶ月付き合ってれば普通じゃない?

「だめ。カナは大切にしたいから」

「あ・・・あと」

「は?なに?」















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