― 29 ― (詩集)
足踏み


幸せになりたいと


願えば願う程に


空回る



足元には


幾つもの 涙の欠片


両手でかき集めたら


小さな私が出来ました



色を失して もがく姿は


ただ ただ苦しむ操り人形


幸せになりたいと



願っただけなのに…




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