― 29 ― (詩集)
恋をした


たまに擦れ違うだけの


名前も知らない


あの人と


視線がぶつかった


その瞬間


今までに感じた事のない


『バチン』と大きな


音がした




たまに擦れ違うだけの


何も知らないあの人は


私の事も


きっと 知らない



それなのに



この感じは



恋をした時と



よく似てた





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