Santa_Claus
しばらく呆然としていたけど、
僕はプレゼントを
もらった真実が嬉しくて、
赤い箱を持って
部屋を飛び出す。
あの出来事が夢なら
お母さん達は
生きているから。
首から上が無いなんて
あんなのは絶対
夢だから。
そしてなにより、
生きたお母さんに会えるのが
嬉しくて。
死んでいない
お母さんに会えるのが
嬉しくて。
僕は台所へ向かう。
赤い箱に
血がついていたことに
気が付かないまま――。