好きです。 ~春~



「誰だっけ…


 みたいな顔してるわよ?

 失礼ね…


 水沢 カナ(みずさわ かな)よ」

「水沢先生…


 お願い行かせて!!

 皆と居なきゃ意味無い」


「ハア~。

 水沢先生は辞めて。

 年取ったみたい。


 今度からカナね。

 時間にはペンションに帰って来なさい」


 大きな溜息を付きながら後ろを向いて戻って行く


 その背中に向かって

「ありがとう!!


 カナちゃん!!」

 
 カナちゃんは右手でヒラヒラっと振って行った


 
 私は急いでペンションに向かった



 ペンションに着いた頃…

 裏口近くから声が聞こえた


 急いで裏口に回ったら皆居た

「みんな!!」

「零…?


 零、何で居るの?

 あんたキャンプファイヤーは??」
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