月と太陽。
―次の日―

ピーンポーン

お母さん「美月!!!なんか、カッコイイ子と夢ちゃんが迎えに来てるわよぉ。」

あぁ。

夢ね。

・・・。

カッコイイ子!?

私は、慌てて準備して、外にでた。

夢「おっはぁ。」

太陽「うっす!!!」

口が、半開き状態で、ドアの前でフリーズ中の私。

ってゆーか、耀平に関わんなって、言われてんのに・・・。

どうしよぉ・・・。

夢「美月??」

太陽「美月??」

美月「あっ。耀平、迎えに行かなくちゃっ!!!」

耀平の家が隣でよかった。

グイっ。

え??

腕を強く引っ張られる。

誰??

太陽「アイツも一緒ぢゃなきゃ、ダメなのかよ・・・。」

美月「だって、耀平は・・・。」

太陽「だって、耀平は、何だよ??」

好きな人だから、一緒に行きたいんですぅ。

なんて、言える訳もない。

キィ。

どこかの門が開く音がする。

耀平「美月、おはよぉ。」

美月「耀平!!!おはよぉ。」

助かったぁ。

耀平「・・・。何で、コイツがいる訳??朝っぱらから、コイツの顔、見たくないんだけど。」

太陽「俺も。ね??美月。行こっ!!!」

そう言って、手を引いていく。

美月「ちょちょちょ。離して??」

太陽「いいぢゃん。手ぐらい。あと、妙な敬語やめろ。話しづれぇ。あっ。行くぞ??」

そう言って、私の手を握りダッシュで走る、渡辺くん。

耀平「あっ。オイっ!!!」

太陽「お先に、失礼しまぁす。」

そう言って、笑顔になる渡辺くん。

ほんと、渡辺くんって、わかんないな・・・。
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