危険な君の甘いお仕置き


「……すいません情けない姿見せて。」

気まずさに耐え切れなくてあたしは俯きながら答えた。


「…お前一体なにがあったんだよ」

ドキッ…
いきなり直球で聞かれた。

「バスケ…ホントはやってたのか??」


「………。」

あたしは黙ることしか出来なかった。


「なぁ…答えろよ」

先輩をちらっとみると
いつものクールでカッコイイ先輩は面影すらなかった。

酷く傷ついたような辛そうな顔をしている。

なんで…?
先輩、そんな顔してるの…??

あたし、、こんな顔してる先輩嫌だ。。

「先輩…あたし…」

「俺が聞いてやるから話してみろ。」

「…ありがとうございます」

この人なら
話してもいい気がした。



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