夢の時間
「よし!水泳、許可しよう」

辰巳の言葉に初めて顔を上げた恵理子

眼には嬉涙があふれていた

「ありがとう」

そぉ言うと引きつった顔で笑った

辰巳は恵理子の頭に手を置くとクシャと撫でた

「いい笑顔だな。恵理子ちゃんの笑顔は可愛い。約束、忘れるなよ。」

そぉ言うと活動許可証を書いてくれた

それは夢にまで見た水泳部員として泳ぐことを許可するものだった

恵理子にとって初めての運動だ
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