夢から覚めて
遊園地に着くと小柳がパスポートチケットのリストバンドを腕に巻いてくれた

「恵理子の腕細いなぁ~ブカブカだけど落とすなよ」

お礼を言ってチケット代を出そうとすれば、小柳は奢りっと小声で言って先輩達の方をチラッと見て指を口に当てて微笑む

ゲートを潜るとそこは初めての遊園地

キョロキョロと周りを見渡していればスタスタと先を行く先輩達をよそに、小柳の手が恵理子の手を握る

「迷子にならないようにな」

ちょっと照れながら言う小柳に何か言わなくてはと思う

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