黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】


「だからあたし、これは現実なのかな〜なんて思いました。
ある時の夢でまた、いつもの様に男の人に喧嘩を教えてもらってたんです」


店内はシーンとして龍神のみんなもあたしの話を聞いている様だった。


「男の人にパンチしたりして……いつもの夢と変わらなかった。
でも……いきなりふらふらしたトラックがあたし達に向かって走ってきて……『危ないっ』って言われて男の人に助けられて、あたしは目覚めました」

「……………!?」


店長はあたしの言いたいことがわかったのか急に顔をあげてあたしの顔をまじまじと見つめだす。


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