瑠璃色の見せた奇跡

１

クロウとローディットと共に手続きを終え屋敷へ戻った百合。


『手続きは、済ませてくれたんだな？ありがとう。』


シバは、二人に礼を言うと百合に二人で散歩でもしないか？と声をかけた。

あまりしゃべらないシバを、百合は少し怖く感じていた。


クロウの話しだと、あまり赤の他人に興味を持たず、自分の殻に閉じ込もったような人間だと聞かされた。