小悪魔×俺様

「ただいま…。」

「あ、帰ってきた。」





咲樹菜が帰ってきたから、玄関まで迎えに行った。




ん？




なんか顔赤い…。





「おかえり。」

「ただいま…。」

「顔赤くね？」

「弘〜…。」

「咲樹菜!?」





いきなり倒れた咲樹菜を慌てて抱きとめる。





「お前…熱っ!!」

「うぅ〜…。」





急いでベッドまで運んで寝かせた。





「今体温計とか持ってくっから着替えてろ。」

「ん…。」

「それとも…着替えさせてやろうか？」

「バカ…。」





だって弱った咲樹菜カワイイ…。





「じゃ、俺は帰る。」

「は!?看病手伝ってけよ!!」

「めんどくさい。じゃあね。」





薄情なやつ…。





俺は体温計と薬を持って部屋に戻った。





「咲樹菜、熱計れ。」

「はーい…。」





熱は39.6°。




超熱あるし…。





「いつから具合悪かった？」

「朝から…。」

「無理すんなよ〜…。」





ホント自分には興味ないやつだな…。