小悪魔×俺様
◎弘夢



「店長!?」

「おう。」




最近毎日夜中に帰る俺。




咲樹菜と話せねぇし、キスも出来ねぇ。




こんなんじゃ、ヤるのはいつのことやら〜…。





今日は奏汰がビックリすることを言った。




咲樹菜が、奏汰が出す店の店長やるらしい。





「まぢ言ってんの?」

「咲樹菜が働きたいらしいからさ。」





まぁ、芸能界に入るよりはいいか…。




つか、芸能界なんて絶対反対だし!!





「…てか、なんで働くの?」

「少しは学費とか出すって。」

「…聖人さんから連絡ねぇみたい?」

「ねぇだろうな。あのカンジじゃ。」





結婚が決まるとそんなに忙しいもんなのか…。




咲樹菜は今、かなり寂しいと思う。




そんなときに側にいてやれねぇなんて情けなくて仕方ない。




ごめんな、咲樹菜…。





「弘も今忙しそうだな。死ぬなよ〜!めんどくせぇから。」

「息子がかわいくねぇのか!!」

「かわいくねぇ。」

「クソジジィ!!」





ムカつくし、疲れたから寝よう。





部屋に入ると、咲樹菜がベッドに寝てる。




寝顔を見つつ、俺も布団に入る。




まぢカワイイ。




ってか、同じ布団に寝てんのに何もないとかあり得ねぇよな?




付き合ってんだぞ?




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