パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
『長い雷だな。いや急に晴れたのか? なんだこの光は。眩しい、眩しいぃぃっ!』


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『博士。コーッ 大気汚染除去装置、 コーッ 完成まであと僅かです』


ラボに入りきらない作動部分を点検していた流が言った。


『後はフンッ コーッ 電力の コーッ 問題フンッコーッ だけだ コーッ』


『このマスクとも コーッ おさらば出来るんすよね コーッ 青空も見られるんだ コーッ』


純一郎は天を仰いだ。暗雲立ち込める上空の筈なのに、辺りは明るくなっている。


『コーッ スイッチを入れたんですか?』


『フンッ、まだだ コーッ 空が明るいな コーッ ま、眩しいぞ? フンッコーッ 眩しいぃぃっ!』


龍太郎達はマスクを手で覆った。


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