まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
「寒くないか」



「うん…」



「さっきさ…なんか元気なかったけど
なんかあったのか?」



「別に…」



未来は言葉を濁した。


「私たちってみんなの前で
こうして手をつなぐって
初めてだね。」



「そういえば…そうだった。
でもさ…あんなに秘密だとか
言って気を配ってたのにさ…
みんな知ってたんだな。
俺が未来を好きなこと。
そしてストーカーって
言われてたらしい……。
なんかすごくしょげた。
あんなに人に知られたくないって
気つかってたのに
俺バカだよね……。」



未来が吹き出した。


「そうだったの?」


「さっき研にストーカーって
紹介された。」


「美由紀に?
ほんと?あはは~~」

未来が爆笑した。


未来の笑顔がいい・・・・


「未来の笑顔見てると
ほっとする・・・・。
無駄な努力してきたんだけど
でも二人っきりの時間が
最高に幸せだったから……」



「だね・・・・。」

未来の声が沈んだ。
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